我慢した感情のストレスがギックリ腰の原因!?

2021/01/17 16:47

ギックリ腰で悩んでいる方はとても多いと思います。人によっては年に1回、寒い時期になると必ず起こるという方もいらっしゃいますね。1回起こると2~4週間は痛みで立ったり座ったりが辛く、仕事にも支障が出て大変ですよね。

 

実はこういったギックリ腰の一部に、ストレスから起こっている腰痛があります。

 

当院での施術では、身体の歪みや筋肉の硬直などを改善させることで、ぎっくり腰にアプローチするのことがメインなのですが、身体の状態は良いのに時折、クライアントさんが訴える痛みのレベルに対して「?」となることがあります。そういう場合は、身体的なストレスではなく、精神的なストレスに目を向けることがあります。

 

今回は、実際にあった事例を見ながらストレス性の腰痛について解説をしていきます。

 

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5カ月で3回のギックリ腰。その前日に起きていた出来事は・・・

秋に立て続けに2回ギックリ腰を起こし、年明けに3回目を起こした50代女性クライアントさんのお話です。

 

1回目、2回目と経過する中で、施術とセルフケアで身体的状況は明らかに良くなっているのに、3回目のギックリ腰を起こりました。

そこでストレス性の腰痛について説明したところ、最初は半信半疑でした。

 

ところが、元々、こまめに身の回りの出来事と体調変化を記録している方で 家に帰って確認したところ、職場のある人を叱った翌日に3回とも発症していたことが分かったそうです。

 

詳しく聞いてみると「叱った」と言っても、職場の円滑な人間関係を考えて、相当頭にきていたそうですが、感情的にならずに抑えて叱ったそうです。

 

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抑制した感情のストレスは自分の体に向かう

実はストレス性の腰痛でカギになるのは、こうした「抑制した感情」によるストレスです。

 

我慢しがちな怒りなどの感情は、我慢して外に出さないと内向きになり、その人の体の弱い所に出てきます。ストレス性の胃痛や下痢などは聞いたことあると思いますが、その腰痛版をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。

 

個人差はありますが、こうしたケースは我慢しているストレスを再認識して、適切に処理すると、痛みの軽減や再発防止になります。

 

内向きになったストレスが内臓に向かいやすい人は、長年繰り返していると、ガンや難病になりかねないので、内向きのストレスの適切な解消は特に大切です。

 

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内向きストレスの解消法

①紙に書いて破り捨てる

内向きストレスを発生させないようにしようと思っても、さすがに怒りを我慢せずに相手を怒鳴りつけることはできません。 やっぱり常識的な人間関係を保つには、ある程度の負の感情の我慢が必要です。

 

話を聞いてくれる人に愚痴をこぼすのもいいでしょう。

 

愚痴をこぼすのが苦手という人は、紙に感じたことを正直に書いて破り捨てることをお薦めします。

罵詈雑言でも構いません。思いつく全てを書きなぐることが大切です。

 

頭の中でいつまでもムカムカしていると、何度も何度も同じシーンを思い出し、「ああ言えば良かった」「こう反撃してやればよかった」と繰り返してしまうので、かえって嫌なシーンを記憶に焼き付けることになります。頭に浮かぶ反撃法などを全て紙に書き出すことで、頭の中のストレスが全て吐き出され、破り捨てることでストレスが解消されます。

 

もし再びムカムカしてきたら、ストレスが完全に消化しきれていない証拠なので、落ち着くまで繰り返しましょう。

 

②日記を書く

こうした負の感情は、表に出すことを「恥ずかしい」と考える人も多いので、意外と自分自身で気付いていない時もあります。今回のクライアントさんも、以前からストレスを感じやすい人だと分かっていたので、ストレス性の腰痛のお話は何度もしてはいたのですが、「〇〇さんは嫌いと思ってはいけない」と強く思っていたためか、日記を振り返るまでは「職場の人間関係がストレス」と分かっていたものの、具体的な原因までは追究しきれていなかったようです。

 

日記を書いて時折振り返ることで、自分自身も気付いていない、もしくは気付こうとしていない心身の動きについて、客観的に振り返ることができます。それなので、内向きのストレスによるギックリ腰に心当たりある人は、日常生活の出来事と身体症状の変化を日記に付けることをお薦めします。

 

書き方のコツとしては「こんなことをされた。ムカついた。」ではなく、「こんなことがあったけど、職場の円滑な人間関係を考えて、感情的にならずに指導することができた。自分エライ。」などと、我慢した自分を褒めてあげることが大事です。

 

罵詈雑言をそのまま日記に残すと、①に書いたように読み返すたびにその時の負の感情を記憶に定着させることになるので、書き方を使い分けてみると良いでしょう。

 

③良い人でいなければならない→良い人でいよう

私がこれまでに見てきた負の感情の処理が苦手な人は、真面目で人間関係のバランスを常に考えている人が多い気がします。そうした人は常に「〇〇でなければならない」「〇〇じゃなきゃダメだ」と、断定形で自分に声をかけています。断定は他の選択肢を排除してしまうので、自分の状況をとても苦しくしてしまいます。それなので「〇〇でいよう」「〇〇でもいいんだ」と語尾を替えると、精神的に楽になります。

 

内向きストレスを貯めやすい人で特に気を付けなければいけないのが、「良い人でいなければならない」という考えです。これは「良い人=人を嫌いになっちゃいけない」と自分で自分を呪縛してしまうので、「〇〇さんを嫌い」という気持ちを押し殺してしまいがちになるからです。

 

誰でも一人は嫌いな人はいます。

私もたくさんいます(笑)

 

「良い人でいよう」「人を嫌いになってもいいんだ」と思うことで、「あの人は嫌い」と感情を認めると、相手への適切な対処を冷静に見つける行動に移りやすくなります。「嫌いだけど良いところを見つけてみよう」とか「仲の良い振りをしなくてもいいんだ」と思うところまで発展させることができれば、自分で自分を縛るストレスを弱め、内向きストレスが発生する根本を抑えることに繋がります。

 

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まとめ~内向きストレスに適切に対処してギックリ腰を防ごう

いかがでしたでしょうか?

 

ストレスから腰痛が起こるというと「?」という気がしますが、我慢した感情が内向きのストレスになり、自分の体の弱いところに現れてきます。それが腰に起こるのがギックリ腰やストレス性の腰痛です。

 

この腰痛を軽減したり予防したりするには、我慢した感情を認識し直して、そのストレスを発散することが大切です。

 

そのためには、

①紙に我慢した感情を正直に書いて破り捨てる

②日記で我慢した自分を褒めてあげる

③「良い人でいなければならない」を「良い人でいよう」に替える

と対処することがお薦めです。

 

こうすることで、我慢した感情のストレスを発散させ、内向きのストレスが生じにくい考え方や習慣を身に付けていくことができます。

 

内向きストレスでギックリ腰を起こしていたと思う人は、ぜひ試してみて下さい。

 

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流カイロプラクティック院では、身体的なアプローチだけでなく、精神面のカウンセリングも重視した施術を行っています。

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